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ゴルディコヴァがG1連勝/ムーランドロンシャン賞

現地時間9月7日、仏ロンシャン競馬場でG1ムーランドロンシャン賞(3歳上牡牝、芝1600m、11頭)が行われ、2番人気のゴルディコヴァ Goldikova(牝3、仏F.ヘッド厩舎、O.ペリエ騎手)が優勝した。勝ち時計は1分36秒7、馬場状態は Bon Souple(稍重)だった。
なお、G1英2000ギニーから前走G1サセックスSまでG1・4連勝を飾り、今回1番人気(※)に支持されたヘンリーザナヴィゲーター Henry the Navigator(G1・4勝)は勝ち馬から約2-1/4馬身差の5着、英1000ギニー馬ナタゴラ Natagora(4番人気)はヘンリーザナヴィゲーターから2馬身半遅れた6着と、それぞれ敗れている。
勝ったゴルディコヴァは父アナバー Anabaa、母ボーンゴールド Born Gold、母の父ブラッシンググルーム Blushing Groom という血統の愛国産馬。祖母リヴィエルドール Riviere d'Or はG1サンタラリ賞勝ち馬、4代母ゴールドリヴァー Gold River はG1凱旋門賞などG1・3勝、5代母グラヌーズ Glaneuse は伊3歳牝馬チャンピオンという筋の通ったボトムラインを持つ。
通算成績は8戦5勝。初重賞制覇となった前々走のG3クロエ賞から数えてマイル重賞3連勝で、前走のG1ロートシルト賞(旧アスタルテ賞)に続くG1連勝を飾った。
また、ゴルディコヴァは春シーズン、G1プールデッセデプーリッシュ(仏1000ギニー)で2馬身差の2着、G1ディアヌ賞(仏オークス)4馬身半差の3着と、両レースで圧倒的な勝ち方を見せたザルカヴァ Zarkava に歯が立たなかった一頭でもある。
そのため、もちろんゴルディコヴァの充実振りを評価する声も大きいが、同時にこのG1連勝劇はザルカヴァの図抜けた能力を際立たせるものでもあるという見方もされている(ザルカヴァは9/9現在でブックメーカーによるG1凱旋門賞前売り1番人気)。
管理するフレディ・ヘッド師はゴルディコヴァの最大目標をブリーダーズカップに定めている。これで今季G1・6勝目と絶好調の同師は、他にG1ジャンプラ賞、G1ジャックルマロワ賞と、やはりマイルG1を連勝中の3歳牡馬タマユズ Tamayuz も管理していることもあり、ゴルディコヴァをG1BCマイルでなく、G1BCフィリー&メアターフ(芝10F)に差し向ける可能性もあるとしている。
また、そのステップとして10月4日のG1フォレ賞(ロンシャン、芝1400m)を挟むプランもある模様。レース後の様子を見ながら次走が決められることになりそうだ。


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